044 ガン保険がなくなる?!
(2019.9.4 反応するがんについてリライト)
こんにちは!はせたくです!
タイトルの、
「ガン保険がなくなる?!」
についてですが、確定的な事は言えませんが、可能性としてあり得るし、なくなるまでいかなくとも、加入し辛くなったり、保険料が上がったりなどの加入者側から見たらよくない事がこれから起こっていくだろうと思います。
先般、国債金利の低下から標準利率の改定が起こり、終身保険など貯蓄性のある保険は総じて
保険料が上がっています。
個人的には、次はガン保険かな?と思っています。
それはなぜか?
検査方法の画期的な進歩が原因として挙げられます。
HIROTSUバイオサイエンスという会社が、日立製作所と共同開発をしている、線虫がん検査というものがあります。
この検査技術は、人間の尿に含まれるがん特有の匂いに反応する線虫を用いる技術で、従来の腫瘍マーカーと比べて早期に高感度でがんの有無を判定することが可能とされています。
2019年8月現在、
線虫が反応することができるがんは、
胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がん、膵臓がん、肝臓がん、前立腺がん、食道がん、卵巣がん、胆管がん、胆のうがん、盲腸がん、腎臓がん、膀胱がん
の15種類のがんがあります。
この検査方法のメリットは、
苦痛もなく、検査結果もすぐ分かり、安価なこと。
また、早期でのがんの発見が可能です。
現在、2020年1月の実用化を目指して研究が進められています。
この検査技術が、実用化された後に考えられるのが今まで発見されていなかった早期のがんが見つかる事と、安価である事から検査を受ける人の裾野が広がる事が考えられます。
そうなると、がんと診断される患者が増える可能性はかなり高いと思います。
特に従来では発見し辛かった初期のうちに対処ができる方の数は大きくなるだろうと。
ただ、保険会社の立場とするとがんと診断される方が増える訳ですから、保険金の支払いは嵩むことになります。
そして、保険料収入と保険金支払いのバランスが取れなくなれば、何らかの策を講じるべき、となります。
場合によっては、一定の線引後の新規契約は保険料の引き上げ、保険金支払い事由の引き締めがあったり、最悪の場合は、販売停止もあり得ると思います。
(※現在でも、上皮内がんや、悪性黒色腫以外の皮膚がんは給付が受けられないがん保険はあります。)
あくまで個人的な意見ですが、今加入している、これから加入する、がん保険が将来お宝保険になるかもしれません!
もちろん、必要のないものに加入する必要はありませんが、検討するきっかけにはなるのではないでしょうか?
今回の記事はあくまで個人的なものなので参考程度に留めておいていただければと。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
はせたく
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【参照、引用元】
HIROTSUバイオサイエンス 線虫がん検査 N-NOSE
「HIROTSUバイオサイエンスと日立製作所,線虫によるがん検査の共同実験室を開設ー検体自動撮像装置の高スループット化で研究を加速し,2020年の実用化をめざす」